2004年06月05日(土)

抜け殻。


土日のわたしは抜け殻だ。

彼と会わない日が一ヶ月を過ぎた。
何度会いたいと誘っても「忙しい」「今日はやめとく」のどっちかで、「会いたい」という言葉を口にするのも、もう怖くなっていた。
忙しい時、何かがおざなりになるのはしようがない。
仕事が大事なこともわかる。
男の子が「アタシと仕事とどっちが大事なの!!」とよく彼女に言われるというハナシは聞く。わたしはよっぽどのことがない限り言わない。
が、しかし、だ。

・仕事=半分はお金の為(生活)
・恋愛=精神的なもの(心)

↑これを見て「うんうん」と思う人はいい。
厄介なのは「好きなことを仕事にしている人」だ。
好きなことを仕事にしている人は、大抵お金がない。
「いつかこの仕事のプロになって金持ちになってやる!」と思ってる人もいれば、「人生一度きりなんだから、好きなことを諦めて後悔したくない」という人もいる。彼は後者だ。

わたしは思う。
「今やりたいことをやらなかったら後悔する」と言っていて、わたしと会う事を断る。それって、わたしと会わないことや、ヤラないことは後悔するに足ることってことですかい?(ヤルってナニ?!って思った人はオトナな友達に聞いてください)

こういう状態が続くと、ひねくれてくるのが人間てもんです。
締め切り間近だったり、やりたい仕事って言っても自分の好きなことばかりできるわけじゃない。自分で勉強もしたい。気持ちはわかるけど、じゃあ付き合ってる意味ってなんなんだ?

昨日、よーちゃんとゲーセン行って思ったの。
一緒に何かやるって大事だな、と。
くだらなくていいんだ。
他人に自慢とかできることでなくても、一緒に何かを見たり、聞いたり、遊んだりっていうことで、ふたりの距離が近くなるって、わかった。

夜中の2時半、電話がかかってきた。
「君と会わなすぎて気持ち悪い」と言われた。
「ずいぶん勝手なこと言ってくれるじゃん」と思う。
「明日起きてからの体調次第だけど、連絡するよ」彼は言う。

彼がもしも体調が悪くても、会いたい気持ちに体調は勝つと思う。
だからわたし、きっと彼が「やっぱり今日はやめとく」と言ったなら、二度と会わない。

それは、さよならということだから。
No.141 ちぐはぐな感じ。 天使

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