2000年07月02日(日)

氷に鏤(ちりば)め水に描く。


中学を卒業して半年後に周りの誰にも、住所も電話番号も教えずに引越しをしました。

べつにわざとそうしたわけじゃなかった。
ただ、いつでも友達は今一緒にいる人が一番で、過去の人とは縁遠くなるものだと思っていた。
これまで「手紙書くね」と言って書いてくれた人は数えるほどしかいない。
そんな嘘はいやなので、住所も何も教えたくねー。
それにわたしはずっと付き合いたいと思えるような友達がいなかった。
付き合っていた彼がいたけど、高校に入ってからもう3ヵ月も会ってなかった。
ま、急に引っ越す事になったせいもあるし、そこまで頭が回らなかったというのがほんとのところです(笑)

月日は流れ、引っ越してから4年後。
同級生だった子から突然電話がかかってきました。
母が幼なじみの子の母親に電話番号を教えていたらしく、その幼なじみの子から電話番号を聞いたんだってさ。

電話をかけてきたO君。
中学生の時、わたしの周りで唯一ロックが好きな男の子だったんだけど、なにせその頃はお互い反抗期の真っ只中。
「あんじゅ。てめー!このやろー」とか言って追いかけられたと思えば
「あんじゅちゃん。。。」て突然頭を撫でられたり。
なんなんだこいつはー!と思っていたですよ。
だからロックの話しすらまともにしたことなかったし彼は所謂不良と呼ばれる部類の人だったので、とても怖かった。
だけど、どういう経緯だったか覚えてないけど引っ越す直前にわたしが2枚買ってしまったCOLORの新譜を1枚売ってあげたの。
今思えば、あげてもよかったんだけど買わせた。
ちょうど今ぐらいの季節。
その日に色々話してO君に対する偏見は薄らいだ。
でももう2度と会う事はないと思っていた。

だけど、再会した。わたしを見つけてくれた。

それからはライブを見に行ったり、呑みに行ったりして愚痴を聞いてくれる
今でも連絡を取り合う唯一の同級生。

ほんとうに必要な人を見つける為には、人の前から姿を消すのもいいかな?
とちょっと思ったけど、だからってころころ携帯の電話番号を変える人はきらいです。
電話番号を変えたのに、教えてくれない人もきらいです。
でもそんなこというと、あたしはあたしがきらいってことになっちゃうなあ。
でも変えたら教えてください。お願します。

いつものことながら、何が言いたいのかよくわからん文章だ。(自己分析)
No.298 ちぐはぐな感じ。 天使