2000年07月25日(火)
或日の傘の行方。
雨が降るので傘を買いました。
ビニール傘は忘れても「まあしょうがない」で簡単に済ませられます。
忘れた場所さえも、ましてや思い出などないので、どうでもいいと思っていました。
けれどちゃんとした傘は失くした時に後悔はするし、落ち込んだりもしますからそうはいきません。
忘れても良い様にいつもビニール傘を持ち歩いていたあたしだけれど、これからは大切にしようと思える様な傘ができたので、人の気持ちが分かる日も近いでしょう。
あなたに大切な傘はありますか?
No.292
2000年07月25日(火)
「都会の夏の夜」
月は空にメダルのやうに、
街角に建物はオルガンのやうに、
遊び疲れた男どち唱ひながらに帰つてゆく。
ーイカムネ・カラアがまがつているー
その唇はひらききつて
その心は何か悲しい。
頭が暗い塊になつて、
ただもうラアラア唱つてゆくのだ。
商用のことや祖先のことや
忘れてゐるといふではないが、
都会の夏の夜の更ー
死んだ火薬と深くして
眼に外燈の滲みいれば
ただもうラアラア唱つてゆくのだ。
*中原中也*
No.291
ちぐはぐな感じ。
▲
2000年07月
▼
日
月
火
水
木
金
土
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
New Entry
或日の傘の行方。
「都会の夏の夜」
Search this site
OR
AND
スペースで区切って複数指定可能
↓是非ご登録ください☆↓
ゲストブック
管理人へメール
HOME
[Admin]
[TOP]
shiromuku(fs6)DIARY
version 2.41