2006年11月03日(金)

本日のおまけ画像。


2006年11月03日(金)

その日のうちに。


(今日の日記は長いから、心して読むべし!!)


假屋崎省吾自叙伝―花を愛した男


假屋崎サンに似てるなら、
「とことんカーリー♪」と思い、
彼を知るべく昭和の竜宮城へ。
※カーリー・・・假屋崎省吾さんの愛称。

目黒の行人坂を下る下る。
急な坂道は膝にひびくゼ!

と、ロックな感じで坂を下る。
そんで坂の途中にある「大円寺」へ。

歴史などはさておき。

この大円寺には石仏がずら〜っとあるんだよ〜。
,
その数、なんとっ!五百二十体!!
見てるだけで飽きません。
だってねえ、一体一体、顔・形が違うんだよ。
泣いてたり笑ってたり、考え込んでたり。

それは、ヒトの個性にも似ていて。

そんなことを思いながら、
本日の目的:カーリーの世界へ。

、、、の前に、入り口からして
「えっ!こんなに人気あるんだ?」
と驚きの人だかり。
予想していたけれども、やはり、高年齢層(;^_^A ・・・

物販コーナーにおいては、カーリーが着ている服や
彼にあんまり関係ないものにまでおばさま達が群がっていて
まさに巣鴨状態。。。ヽ(´ー`)ノ

こっから本筋です。

会場は、国の登録有形文化財指定の「百段階段」
昭和の保存建築なんだって。

すんごく高価な花がぼん!ぼん!ぼん!
と、惜しげもなく使われている作品となっておりました。

花から少し話がズレますが。

あたし、現代芸術ってあんまりよくわからないんですよ。
オブジェが幻想的とかアートとか評されてるじゃん?でも
「ソレをアートと呼ぶならば、コレもアートじゃ(・・?」
と思うものってたくさんあるんだもの。

アートってなんでしょね?
ひとりひとりの心の中の表象だと思うから
決めつける必要なんてまったく無いんだけれど、ふと。

話を元に戻すと、カーリーの作品は自然を生かしつつ
現代的なゲージュツも加味されてバランスのよい感じでした。

彼の基本に”草月流”があるせいなんでしょうか。
ピントのズレているものはなかったような気がします。

特に印象的だったのは『草丘の間』にあった作品。
見た目は”フツーの柿の木”なんだけどさ(失礼っ!)
流木・ツルウメモドキ・カラスウリ
なんかを使って形作ってるんだもんね。
どんだけ制作時間かかってんだ?とか
あのか弱そうな(?!)彼にどんだけのチカラコブが?とか
余計なこと思った。
だけど、こりゃすごいことになってるですよ。

そして『漁礁の間』。
この部屋は、作品より部屋の天井や柱の印象が強かった。

他に4部屋くらいあるんだけど、
その多くはでっかい菊の花などがメインでね。
それが苦手なあたしには「うーむ、、、」であった。

今回はワタベウェディングが協力してるということもあり
艶やかな和装ウェディング用の着物が花の背景となってることが多いんです。

作品のなかには、着物の色合いで花が霞んじゃってるかな、、、
というものもあったりして、そういうのがちょっと残念でした。

まあ、ひとことで言ってみれば
「假屋崎省吾と百段階段とワタベウェディングのコラボ」ですしね。
あれやこれやゆったところで、所詮商売。。。

だけど、
生でこんなもの見る機会もあまりないし
見ようと思ったことも無かったけれど
実際見に行って楽しかったですよ♪
それもこれも、
あたしとカーリーを結び付けてくれた母のおかげです(苦笑)

というわけで、展示会の感想はここまでだっ!

こぼれバナシも聞きたかろう?
そうじゃろう?うんうん、そうじゃろう。

まず、スタンドフラワー。
SMAPさんやら西川貴教さんやら城咲仁さん、、、(あと忘れた)
ひとつくらい持って帰ってもバレないくらい
雅叙園の入り口にたっくさん飾られてました。

そして、帰り際。
カーリーの作品をもっと落ち着いて見てみたいなあ...
と思ったので例の巣鴨で作品集を買いました。


花暦


日本独特の文化、四季の移ろいを表現した作品集です。
この『秋』の章に本日ワタクシが見た作品たちが
目黒雅叙園「百段階段」で撮影されたものが掲載されています。

うーん。そうなんだよ。(腕組み)

つまり、

この本を買えば、

竜宮城に行かなくても、

充分カーリーの世界は垣間見れるってワケ!!
ぐはっ☆

でもでも、あれなのよ!
展示期間中ずっといるのか知らないけど
今日はカーリー様がいらっしゃってて
本買ったらサインくれたんだからぁ〜!!


「でへへっ♪」

ええ、、、たいした自慢にならないですよね。

最後に「ありがとう」って握手してくれたんだけど

この手が☆☆☆あの花を★★★!!

やわらけかった〜。
おてて様を拝みたいくらいだ。
ありがとやんす☆

それにしても人ごみはやっぱり苦手だなあ。
帰ったら、手洗って、うがいするです。

その日の汚れ、その日のうちに。
その日の感動は、その日のうちに。

はー、書くの ちかれた☆

【参考URL】
★いけばな草月流
http://www.sogetsu.or.jp/index.html
No.1027 ちぐはぐな感じ。 天使