2003年02月22日（土）
マイケル大暴れ
2月22日。
HANOI ROCKSのライブ。
新宿厚生年金会館大ホール。
マイケルモンローは見に行ったことあるんですよ。
1992年、NHKホールでのソロライブ。
ナスティースーサイドが同行してたんだっけか。忘れた。
エルサレムスリムやる前だな。
それと、おととしくらいにALL I NEEDとBoodooHawaian(綴りに自信が無いけど)ていうプリプリの加奈ちゃんがやってるバンドとのイヴェントに参加して。
その時、日記にも書いたと思うんですけど、手が届くほど近くで見れて「きゃあきゃあ」言ってたんだよね。
ほんとに感動して。だってありえないじゃない。憧れの人を間近で見れるなんて。
ソロじゃなくてハノイのライブが見れるなんて思ってもみなかった。
復活したハノイのメンバーはアンディ・マッコイとマイケル・モンローのふたりだけだけど、それでもハノイとして活動するのは嬉しい。
だって「ハノイのビデオ見たことあるゼー」じゃなくて「あたしハノイ見たことあるんだぜーえへへんっ」て言えるじゃん(笑)
解散したバンドを知って、好きになって、一番悲しいことっていうのは「ライブを実際に見られない」事だと思うんです。
ハノイが活動してた当時はまだ小学生とかだったんで、当時のことは全然知らないんだ。
ラズルが死んだ時のこととかは、あとから知ったから。
ただ曲だけは中学生の時からよく聞いてたから、その頃のこととか思い出した。
ライブ自体はねー、なんだかすさまじかった。
ニューアルバムから何曲か、あとはすべてハノイの曲を演奏したんですけど。
マイクの音量とかマイクスタンドにマイクの線がひっかるのとかモニターの音とか、マイケルはすごく気に入らなかったみたいで(苦笑)
マイクを何度変えたんだろうなぁ。軽く6回は超えてた気がする。
マイクが気に入らないと投げちゃうのね。マイケルって。
あんなにマイクぶん投げるヴォーカリスト、見たこと無い。
あたしが世間知らずなだけなのかもしれないけど。
マイク投げて「f○ck!!(怒)」って。
こんなマイクじゃ歌えねーよ!!みたいな。
歌手って「どんなことがあってもマイクだけは離しません。歌は人の心です」
そんなイメージがあったんだけど。それは日本人だけか？
どんな曲を演奏してても怒ってるので、しまいには「客の反応に怒っているんだろうか」っていう気にさえなった。
まあ、普通に、ハノイの曲でとっても盛り上がって終わる、、、
となると寂しい印象は受けます。
今は無きバンドの曲で一番盛り上がるんじゃなくて、やっぱり今現在作り上げているものを認められたいと思うんですよ。もし、わたしが演奏する側だったら絶対そう思う。
今日のライブは感情が激しくて、わたしには「生きてる人間」に思えた。
「元気？君たちはどう？俺は最悪な気分だぜ。」っていうような事をMCで言ってた。
まあ、とにかく切なげな「Don't you ever leave me alone」を歌おうが、ゴキゲンな「マリブビーチ」を歌おうが、おかまいなしに「f○ck!!(怒)」を連発してたからな。
正直なところ、きっと人間なんてみんなこうなんだろうなぁっていう。
「今日ボク（わたし）と遊んで楽しかった？」って聞かれて「うーん、あんまり」とか答える人って少ないでしょう？
だから、思っていないことは言わないマイケルにわたしは共感できた。
現実は、そうはできなかもしれないけど、正直に話したら相手に伝わるところもおっきいのかなって思った。
ただ、相手を見て話さなきゃな、ってやっぱり思うけど。(所詮、小心者)
とにもかくにも、あたしは今日のライブを見て、すごく元気になっちゃった。
ライブを見て、人間について考えさせられることって素敵だと思う。
マイケルからたくさんパワーをもらった、そんな夜でした。
No.163
ライブ／コンサート
